オールスター前夜祭データベース - タイムラグ問題
タイムラグ問題とは、オールスター前夜祭において回答者各々の通信環境の格差が理由で起きる、制限時間の不整合を中心とする諸問題をいう。

元来、オールスター前夜祭はニコ生上でのコメント回答が前提となっていたため、
そもそも回答タイムの集計など出来ないという状態が続いていた。
そのため、多少の制限時間オーバーも集計スタッフの裁量次第で見逃され、
いわゆる「回線弱者」の人に対しても優しい解答形態にはなっていた。

また、'17春以降の初代集計ツール(コメントログからの後追い集計)においても、
締め切る秒数を若干遅らせることで、少しでも回線弱者に配慮する形が取られた。

しかし、'19秋の4代目CG登場とともに爆誕したWebベースでのキーパッドツール(現名称:Quagga)では、
サーバー側でカウントダウンを行い、自動的に回答を締め切る仕様上、「回線弱者」にとっては不利な戦いを強いられることになった。



以下は、ラグ発生の原因を含めた、現行の放送のメカニズム(2021年現在)を示した図である。(minor2nd作成の図を一部改変)




現在、「オールスター前夜祭」ないし「クイズ!当たって大体25%」においては、
放送主とは別に「管理人」のポジションを設け、回答者と同じ環境(ニコ生)で放送を監視するとともに、
ニコ生でのカウントダウンスタートに合わせてQuaggaのタイマーをスタートさせている。

ここで、回答者全員が管理人と同じイーブンな環境で臨めれば良いのだが、現実はそうもいかない。
最もラグ(格差)が発生するのは、回答者がニコ生の放送画面を受信するポイントである。
要するに、人によって視聴環境や通信速度の悪さゆえに、ニコ生でのカウントダウンスタートが相対的に遅れてしまい、
対するキーパッド上でのカウントダウンは放送画面より早くスタートし、同様に早く〆切られてしまうという事象が発生する。

インターネットでの遅延発生は現時点の通信技術上、決して避けて通ることはできない。
つまり、遅延のために回答ができなかった場合は、「己の不運」と潔く諦めるしかない。

しかしながら、運営側としてもこの問題をまったく無視しているわけではなく、'19秋の本システム導入以降、
様々なラグ回避策(PC・Chromeでの視聴推奨、低遅延ON、ピリオド毎のリロードetc)を放送やTwitterを通じて訴えてきたが、
それでもなお、特に初参加の人や「回線弱者」の人々を中心に、「タイムラグ問題」を指摘する意見が根強くあるのが現状である。

こうした現状を踏まえ、2021年8月1日、月1レギュラー番組「クイズ!当たって大体25%」を企画・放送していたminor2ndは、
絶えず指摘される「タイムラグ問題」について、その原因と実情についてニコ生で解説。各個人の通信環境に依存せざるを得ないことについて視聴者の理解を求めた。

皆様へ…このように運営側ではどうすることもできないイシューを含んでいるため、本件に関する過剰なクレームはお控えください。